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武田軍の足軽大将リューザキ弾正、通称リュー弾♪またの名をカラボリーナ・ドルイスカヤ(爆)最近、草弾師匠という官位(笑)も授かりました☆ 諸国、諸時代、諸かるちゃーを 徒然なるままへめぐります


by リューザキ弾正
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退化トラウマ「転地療養陣」(^^;)

某國・某所。信玄公の隠し湯に、
歴戦の疲れを癒すために、信玄公・勘助らが
湯につかり、リラックスしていた・・・


勘助 「御屋形様に申し上げまする」
信玄公 「なんじゃ?」
勘助 「此度は、おひとかた、密かに転地療養でこちらにお見えになっております」
信玄公 「かまわぬ。この湯は、大地の恵み。わしらのみで使うべきにあらず」
勘助 「さすがは、御了見広き、御屋形様!」
信玄公 「世辞を申すでない。素破から、おおよその事情は聞いておる」
勘助 「では、リューザキ弾正殿!ご案内を!」


リューザキ弾正、一人の武将をいざなってくる。
(blog中継のため、温泉地の御許可をいただいて、バスタオル着用でお送りしてます^^;)
武将 「信玄入道公に御意を得、恐悦至極にございます」
信玄公 「堅苦しい挨拶は抜きぢゃ。そなたは、ここに湯治に来たのであろう。
 ゆっくりと、湯に浸かり、上洛の疲れを癒すが良い。
 わしは、そなたが無口なこともしっておるぞ。無理にしゃべらずとも、わしらの他愛のなき
 話を受け流しつつ、湯を楽しむが良い」
武将 「格別の御配慮、感謝の極みに存じます」
信玄公 「ほらほら、無理せんで良い。ワンセンテンス以上はしゃべらなくて大丈夫ぢゃぞ」
武将 「・・・(黙礼。しかし、心なしか表情が柔らかい。信玄公の気遣いが嬉しかったのかも知れない)・・・」


信玄公 「・・・と、言いつつ、さっきから、とても気になっておるのぢゃ!ウチのリュー弾が、
 バスタオル着用なのは、分かるが、そなたまで胸元までしっかりバスタオルを
 グルグル巻きなのは、何故ぢゃ??」
武将 「・・・(困っている)」
勘助 「御屋形様に申し上げます!この方は豊かな胸毛の持ち主として名高き御仁。
  その、むなぴーの保護・さらなる育毛のためと推察仕る!」
信玄公 「そうか、プライバシーに踏み込んで悪かったの。そのままゆっくりされよ」
武将 「・・・(黙礼)」


信玄公 「さて、此度のアレを勘助は、どう見た?忌憚のない意見を申してみよ」
勘助 「(武将に一礼して) 無礼を承知で申さば、アレは、『ガラスの仮面』の如き
 ドラマと看破しておりまする」
信玄公 「ぬおぉぉぉぉ~!川中島合戦の時代から連綿と書き綴られ、太閤が身罷り、
  徳川の世となり、それも大政奉還・明治となってもまだ終わらず、
  昭和暗黒時代、神武景気、石油ショック、バブルでGO!バブルが弾けて、失われた十年。
  ようやく盛り返したかと思いきや、百年に一度のみぞうゆうの経済危機となっても、
  まだ、完結せぬ、アノ読み本のことか?」
勘助 「いささいか、形容が長ごうござりますが(^^;)その通りにござりまする」
信玄公 「して、それは如何なる理由で、そう申すのぢゃ」
  勘助、右手を突き出し、情景を表しつつ説明を始める。
勘助 「御屋形様、ここに舞台があると御想像して下さりませ。そしてその舞台に、北島マヤと
  姫川亜弓が登場し、迫真の演技を見せておりまする、とお思い下され」
信玄公 「あいわかったが・・・」
勘助 「普通、演技者が迫真の演技を見せておれば、その表情、所作、空気感を戯作者は
  描写し、それを表しまする」
信玄公 「それは、分かるぞ」
勘助 「ところが、『ガラスの仮面』では、そのような具体的な描写は一切省かれ、
   劇場の観客が『おぉぉ~さすがは、姫川亜弓!舞台の空気が一変した!』とか、
   『な、なんだ、この飲まれるような迫力は・・・この少女は一体・・・!』などと、
   すべて、セリフで逃げておりまする」
信玄公 「そちの言いたいこと、分かったぞ!」


勘助 「さすがは、御屋形様。看破なさりましたか。そう、主役の業績・機転・才覚・・・
それらを具体的に描写することなく、周りの者らが、こちらの戸惑いもなんのそので、(^^;)
言葉のみで賛美しまくるのでございます。かの者は、元来、名宰相として名が残っている御仁。
なんともはや、もったいないドラマ構成にございます」

リュー弾♪ 「お、御屋形様!勘助殿!、こちらの方が顔を赤くしゅうて、
  何ぞ言いたげにござりまする!」
勘助 「さて、少し言い過ぎてしもうたやも・・・気を悪くされたのなら侘びまする!」
信玄公 「待て、勘助。まずは、この者に語らせてやるのぢゃ。さぁ、何ぞ語られよ。
  無理せずともワンセンテンスで構わんぞ」
武将 「・・・・ゆだった!・・・」(爆)

by salieri777 | 2009-06-22 10:00