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武田軍の足軽大将リューザキ弾正、通称リュー弾♪またの名をカラボリーナ・ドルイスカヤ(爆)最近、草弾師匠という官位(笑)も授かりました☆ 諸国、諸時代、諸かるちゃーを 徒然なるままへめぐります


by リューザキ弾正
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躑躅ヶ崎館館で、テンチジーン!

甲斐國・躑躅ヶ崎館館に、武田家重臣が一同揃い、軍議をしていた。無論、戦国週始めの議題はいつもどおりであった(爆)

信玄公 「さて、今日も、皆の忌憚のない意見を聞きたい」
諸ジイ 「あ、あの~御屋形様・・・私、何故か先日来より体調がおもわしくなく・・・」
信繁サマ 「御屋形様のお許しあらば、別室にて諸角を休ませてやりとうございますが」
信玄公 「構わぬ。信繁、そちが付き添うてやれ。諸角、気にせずゆっくり休むがよいぞ」
 諸ジイ、信繁サマの力を借りて退室。
信玄公 「さて、残った者で、話し合いを続けようと思うが、此度のアレ、どのように思った」
甘利ドノ 「笹野サルがダメツグに刀を振り上げたかと思いきや、もう別のシーン。
訳が分かりませぬ」
小山田ドノ 「短い映像を挿入するサブリミナルとは、逆に、ビートニクス派の小説家や
  ヌーベルバーグ以降の映画に見られる、カットバック手法では?」
鬼美濃 「お~や~ま~だ殿は、才知に走りすぎて肝心なことを忘れておる!あの製作塵が、
  そのようなシャレたことをするはずがない。へへん!」
  小山田、気分を害するが、話し合いは続行された。


オブさん 「私が許せませぬのは、主命で焼き捨てる主君の手紙を読んだことにございます!!」
板垣ドノ 「あ、いや。私はあの行為は分からぬでもありませぬ」
馬場ミンブー 「どういうことで、ござるか、板垣ドノ」
板垣ドノ 「主命には家臣として必ず従わねばならぬもの。
しかし主君の御心内を知っておきたいと
考えるのも、主君を思えばこそでございます。どちらを優先させるべきなのか・・・・
   ただ、解せぬのは、主君の覚悟を綴った文を読みながら、燃やしたことにございます。
   私なら、とって置き、常に身につけ、このような覚悟をしてくださった主君にいつでも殉じる
覚悟の証にしとうございまする。そして、御屋形様に今生でのお暇請いを致す時、
   そのことを包み隠さず話し、御屋形様に幾重にもお詫びいたしまする」
信玄公 「い~た~が~きぃ~!!(滂沱の涙を流している)」
板垣ドノ 「・・・若(同じく目に涙を溜めている)」
甘利ドノ 「(やはり涙を流しながら)・・・私も板垣ドノに同意でござる。主従の絆の深さが
他の者にも窺い知る事ができましょう。 
と、いうより、絶好の最終回のクライマックスシーンになったのでは?」(^^;)


その時である。渡り廊下から、音声が響き渡った。
「御屋形さまぁぁぁ!リューザキ弾正にございまするぅぅぅぅ!」  
信玄公 「・・・前にもなかったか?このパターン」
勘助 「いえ、此度は本人の声でござ~る」
 転がるように、リューザキ弾正が走り来て、下座に着き平伏した。
信玄公 「如何した、リューザキ弾正!」

リュー弾 「大変にございます!!上杉家家老・直江兼続ドノより、御屋形サマに書状が届きました。
    『直江状』にございます!!」(爆)




一同 「エエエエェェェェエエエエエエ!」
信玄公 「なんで?なんで、わしに??徳川家康ぢゃないのか?飛脚が間違えたのでは?」
リュー弾 「否、にございます。笹野サルが主君に『織田殿』と宛名書きした書状を送った様に、
   武田信玄入道公へ、と無礼にもしっかり御屋形サマの御名が書かれておりまする!」
幸隆ドノ 「直江無礼状でござるな・・・」
信玄公  「勘助、その書状、そなたが開き、皆にも読み聞かせよ」
勘助 「よろしいのでございますか?」
信玄公 「構わぬ。皆も、どっじょこほい!が何を書き送って寄こしたか知りたかろう」
勘助、一礼して、リュー弾より書状を受け取り、読み出した。
勘助 「・・・先日は、我が主君景勝が療養のため、家老の私を差し置いて、
湯治にお招き下さり、心より御礼申し上げる。
   甲斐國では、山と温泉とほうとうにうつつを抜かすのが趣味のようでござるが、
   我が上杉家は違ごうござる。
   美味き酒、美味き米、全世界大絶賛の宴会芸が御座候。

    武田信玄入道、出て来いやぁ! ・・・以上でござる」

相木ドノ 「無礼にも程がある!(怒)」
小山田ドノ 「(鼻で笑って)・・・この者、阿呆でございますな」
オブさん 「これは全軍挙げて、攻め入らねば、武田家の家名に傷がつきまする!!(怒髪天)」
皆がいきり立つ中、勘助は再び書状に目を通していた。
脇息に寄りかかった信玄公は、その勘助の様子に気づき、こう言った。
信玄公 「そちは、どう思う?山本勘助」
勘助 「・・・確かに、この者は阿呆で御座いまするな」
小山田ドノ 「確認せんでも、阿呆は認定済みじゃ」
勘助 「が、しかし、しかしでござる。この書状、武田家に対する挑発文でななきように、
    この文面を読むと思いまする」
鬼美濃 「(いらいらして)だったら、この者、何を言ってきたと山本ドノはお思いになるのか!」


勘助 「・・・これは、言葉遣いは悪うござりますが、どうやら上杉グルメ旅行への招待状の由にございます」
 全員ズッコケる。

信玄公 「付き合ってはおれぬのう・・・(溜息)
       ・・・・大事なアノ書状は、読んだからには燃やすべきではなかったな・・・
      ただ、わしのアノ書状は焼き捨ててほしかったぞ、高坂弾正・・・(涙目)
      おかげで、21世紀になっても、まだネタにされておる(溜息)」

一同、盛んに咳払いをし、御屋形様の言葉は聞かなかったフリをした。
by salieri777 | 2009-06-29 17:17