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武田軍の足軽大将リューザキ弾正、通称リュー弾♪またの名をカラボリーナ・ドルイスカヤ(爆)最近、草弾師匠という官位(笑)も授かりました☆ 諸国、諸時代、諸かるちゃーを 徒然なるままへめぐります


by リューザキ弾正
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武田劇場・サマーバケーション編

あれは…、私がまだ、
御屋形サマの御近習を
勤めし折りの頃です。

ある時、武田家重臣の、小山田ドノに御屋形サマの書状をお届けに参りました。

茶菓子などをいただき、少しばかり話をしていると、小山田ドノは、不遜なことを、おっしゃったのです!

「富士の御山は、小山田家のものぢゃ」(爆)

その物言いに、私は、
腹が立ちました。

確かに、霊峰・富士は、郡内の御領地にあります

しかし、御屋形サマも、北条に嫁がれた姫様の
安産祈願をなさった、
甲斐國のみならず、諸國においても、聖地でござ~る!

私は、御屋形サマにお願い申しあげ、夏休みをいただきました(笑)

目指すは、霊峰・富士の御頂上♪

母・弾正と共に、挑戦致しました!

騎馬で、新五合目まで、乗りつけ(笑)
そこから、いよいよ徒歩にて、いざ、勝負!

おのが体力に合わせて、ゆっくりと登って参りました。

暫くすると、登山道の
あちこちに他國の若武者が、息を切らして、寝ころんでいました(汗)

体力のある、初挑戦の若武者の方が、体力に任せて早く登り、高所の気圧変化に、身体が適応しきれず、斯様な仕儀になると、母上は教えて下さいました。

我々は、七合半ばの山小屋に、一夜の宿を頼みました。

翌早暁、暗い内に出立、いよいよ山頂踏破へと、向かいます。

九合目からの苦しさたるや、物の例えが見つかりませぬ。

既に、おのが視線の先に目指す山頂の鳥居が見えているのに、歩けども、歩けども、届きませぬ。

このまま、一生涯、届かぬのではと思いし折り、我ら親子は、鳥居を潜っておりました。

御鉢巡りと呼ばれる、噴火口周りを伝い歩き、
下山路へ。

ここから、登りでは、
ヘーコラ(>_<)していた、母上が強さを見せます。

おや、御貴殿は、下りだったら、楽チンに決まっているじゃん!と、
思われましたな?

さにあらず!サニー千葉!(爆)
下りとは、登りで体力を消耗した後に、訪れます

根本的な体力の差が現れまする!

恥ずかしながら、リュー弾は、母上に遅れを取り申した。

故に、母上が、リュー弾の体力に合わせるため、途中から殿軍を勤め、
二人は、騎馬を停め置きし、新五合目に着いたのでこざ~る!

時刻は夕刻になっておりました。その日だけでもおよそ五時間の行軍…

助手位置にて騎馬を進める、リュー弾は、つい、ウトウトとしてしまいました (-.-)zzZ

その右隣で、はんどる、と言う手綱を握る母上もついウトウト(爆)

背後の大型騎馬の武者ドノが、異変に気づき、
我が母に向けて、
激しく、くらくしょんを鳴らしました。

母上は、ハッとし、手を上げ、異変に気づき、知らせてくれた武者ドノに了解の旨の合図を送りました。

ちなみに、私は…熟睡しておりました(爆)

故に、この一件、後から母・弾正に聞きました。

母上は「私は、もう少しで貴方を殺すところであった」(爆)と、言ったのでございます。

ん?何処かで、この言葉…一度、聞いたような。

帰参し、意気揚々と小山田ドノに申しあげると、(こちらの都合の悪い部分は、割愛して ^_^;)

小山田ドノは一言「我が領内検分、ご苦労!」と鼻で笑って、立ち去ったのでした(^_^;)

イヤミダ・オヤマダと、他の御重臣方が、そう、表現される理由を此度の一件で、思い知りました  (;`皿´)
by salieri777 | 2009-08-05 18:42 | へめぐり・おもひで雑記