多摩日野へめぐりツアー
2010年 07月 23日
週末の暑い盛りに、多摩日野に新選組関連の場所を訪れてみました。
ご無沙汰しておりました・・・高幡不動さん。
ここで、歓喜天の話を聞いたのですが・・・
アノ世界一珍名な菓子、「清浄歓喜団」(シンコーシュウキョウ団体ぢゃありません!)
あれは、歓喜天に捧げる菓子だったんですね。
「清浄歓喜団」については、 コチラ(笑)
新選組6番隊組長 井上源三郎資料館です。
しっかり資料を守って下さったお陰で、我々も真実の一端を窺うことが出来ます。
井上家は、代々の八王子千人同心の家系でした。
八王子千人同心は、武田信玄の息女・松姫(信松尼)警護団体が母体になり、
徳川家サイドに召抱えられた旧・武田家臣によって構成された組織です。
リュー弾の「戦国」と「幕末」は、ここで繋がっております。
日野の名主・佐藤彦五郎資料館。
掛け軸にしては、短い箱・・・と思って開けたら出てきた、「龍笛」
資料を調べて、土方歳三愛用の品と判明!、というのは少し前のトピックでしたが、
本物を見られたのは、やはり感慨深いです。
色白イケメンが横笛を吹く。どれだけ格好良かったんだ>新選組副長・土方歳三
そして、文久元年に近藤勇さんが佐藤彦五郎に買って送った、短銃も展示されております。
「剣一辺倒と思われた、近藤勇さんの別の一面を示すもの」
そう、佐藤彦五郎御子孫の佐藤福子館長が語っておられました。
その、短銃の所持許可を受けるため、東京都に申請したら・・・
東京都の鑑定担当が、漫画家の松本零士先生だったそうです。・・・流石はガンマニア。
松本零士先生に、「新選組って、ご存じないでしょうね」、と言ったら、
『僕、大好きなんですよ!』と言われたとか(^^;)
福子館長は、沖田艦長をご存知なかったのかも(^^;;)
今年の彦五郎忌には、松本零士講演があります。
幕府方が破れ、敗軍となったあと、親族一同が手分けして、日誌や手紙類を持ち出し、
必死に守ったお話を伺うことが出来ました。全部燃やせ、という圧力があったとか。
逼迫した状況下で、ちゃんと守りぬいた気概を感じます。
大河ドラマ収録中のスタジオに行った話しも伺いました。
NHK側も、「どうせなら皆が集まっている時がいいでしょう」と
芹沢鴨暗殺前夜の祝宴シーンの時、訪問したそうです。
・・・しかし、山南敬助(やまなみけいすけ)を演じた堺雅人さんの話になると、
何故、皆、堺さんのモノマネ状態になるのでしょう(笑)
「多摩の人間は、山南さんのことを、親しみを込めて、
『さんなんさん、さんなんさん』、と呼んでいたんですよ、
と、言ったら、『存じております』(モノマネ)って。
「どれだけ俳優さんって、調べるのでしょうね」と関心されておりました。
貴重なお話、ありがとうございます。
あ・・・暑さで、ボーッとして、日野宿本陣と、小島鹿之助資料館の写真撮り忘れてる(^^;)
最後の写真は、近藤勇と義兄弟の小島鹿之助さんの銅像です。
2階のガラスケースには、まだまだ眠れる資料がありそうで、いっそうの解明が待たれます。
夏真っ盛りの多摩は・・・
熱きこと 火にかけた鍋底の如し! にございました(*_*)