花の御江戸のロック魂~歌川国芳展~
2012年 02月 08日
閉所&高所恐怖症を乗り越え、ステアウェイ・トゥ・ヘヴン気分で、52階へ(笑)
行ってよかった、成層圏(違っ!)
音声ガイドを借りましたよ、もちろん♪
山本耕史しゃーんが、歌川国芳の弟子の芳宗として、江戸弁で作品や師匠を語ります。
甘い声で、「その金で吉原に行って・・・」なんて語られたら、鼻血吹き出しますよ
(ほとんど、不審人物状態 ^^;)
さて、(笑)
歌川国芳。ホントに生粋の江戸っ子浮世絵師ですね~
粋と洒落と機知に富んで、お上の統制なんのその。
逆手にとって、新たな境地へ。
しかし、そのユーモアを解し、隠喩を読み解き、
喝采を送っていたのも江戸庶民なのですよね。
仲間内を描いても、自分だけは後姿だったり、紙が風で飛んで顔を隠していたり。
意地っ張り&職人肌の江戸っ子そのもののような歌川国芳。
こよなく猫を愛した、筋金入りの猫好きの国芳。
江戸末期から幕末・・・元禄文化、化政文化とは、また違う側面を持つこの時期。
混沌とした世の中で、意地と洒落で生き抜いたロックな猫好き絵師がおりました。