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武田軍の足軽大将リューザキ弾正、通称リュー弾♪またの名をカラボリーナ・ドルイスカヤ(爆)最近、草弾師匠という官位(笑)も授かりました☆ 諸国、諸時代、諸かるちゃーを 徒然なるままへめぐります


by リューザキ弾正
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大河ドラマ「平清盛」 第20回~ライアー・ゲーム第二章~

第二十回 「前夜の決断」の感想記事です
先週の予告で、「平氏はどちらにもつかぬ!」と棟梁が申しておりましたが、
ま、まさか、「実の兄弟じゃなくて伯父と甥だったりするかもしれないけど(汗)、
兄と弟、仲良くなっていただきたいものだ」みたいなことを言い出したりしたら・・・

テレビ、投げますよ。星一徹父ちゃんのように
@「巨人の星」(^^;)


しかし、そうではなかった。
前回終盤で、法皇&上皇の仲直り < 平氏一門の繁栄を、突然選んだ主人公(唐突)
確変後ブラック化が始まっているようです。

しかし、まだまだ、甘い。平氏一門は一蓮托生♪とか言っているけど、
平氏の若きクールな突っ込み担当の弟・頼盛の視線に気づけ!
で、その後、平氏一門は、清盛の意図に反して分裂を余儀なくされるんですが・・・
忠正伯父△
頼盛の離反を察して、それを押しとどめ(棟梁に逆らった者として、戦に勝っても
その後、軽んじられるであろうと、現実路線で説得)
すべてを背負って、自分が離反します。
どちらが勝っても、伊勢平氏の血脈は保たれるように。
そして、万が一の場合、弟が離反するより、伯父が離反する方が、
清盛の棟梁の面目は保たれるでしょう。
なおかつ、自分の離反だったら、清盛の心も一門全体の動揺も軽減されるかもしれない。
「わしとお前。絆など、はなっからなかったわ!」
上皇方についた忠正伯父さんのフッとした渋い笑みにその言葉が、再度流れます。
絆があったからこそ、一番は平氏のためとはいえ、清盛を思う情があればこそ、
忠正はこの選択を選んだのだろうという描写になっておりますね。

実は、ここで、清盛のシーンが大きくカットされているようです。
頼盛から、忠正伯父さん離反の知らせと伯父さんの言伝を聞いた後、
清盛は慟哭し、なおかつ泣き崩れるのですが、
家令・家貞が、「それでも、平氏の棟梁ですか!忠清、棟梁に喝を入れてあげなさい」
「えええっ (゜∀゜;ノ)ノ 忠清に殴らたりしたら、壊れちゃ・・・ブギャ(殴られてる)」
吹っ飛んだあと、ようやく決意を固め、出陣へ。

まぁ、その分、源氏パートがガッツリ描かれていたことを思うと、ま、いいか(笑)
ふじもっさんの出番がカットされたのは気の毒だけど。

一門の動静。平氏がイマイチ甘さを残しているのに対して、源氏は、
峻烈苛烈厳しさ、修羅道ハンパないです。
義朝と、為義と愉快な子供たち(^^;)は、それぞれ別々の道へ。
鬼若が、ピンポンダッシュをする小学生のように現れ去りますが、
どうも、彼なりに、源氏に親しみを感じているようです。
ボリスに対して悪態ついているけど、好きな子をいぢめて、それで、
「今日も、お話ができた☆」みたいな(笑)

鬼若@小学生は、置いておいて、気になるのは義朝の元を離れた乳兄弟・正清が、
どういった、タイミングで義朝のもとに戻るか。
このくだりは、絶品でした。
上皇&悪左府に忠義を誓った後、そなたはわが子ではない義朝の乳兄弟。
戻っていいよ。と言うボリス(泣)
断る正清。いよいよ出陣。しかし、ひとり立ち上がらない正清。
「今、厩は混んでおる、そなたたちは、後から来るがよい」 ボ、ボリース!(号泣)
親子二人だけになって、「しょうがない殿に離れられぬは我らの血であろう」と、
鎌田父は息子を理解し、「自分の殿」と敵となった若殿の元に送り出します。
「遅いではないか、ミッターマイヤー
来ると信じ切っていた義朝の笑顔。最高でした。
(ちなみに、ピンポンダッシュが、脇からこの様子を覗き見て、もらい泣きするシーンが、
あったそうな。やっぱり、源氏側が好きなようです)
武家の正室由良の格式と常盤の対比も見事でした。

順番は前後しますが、鳥羽チャン亡きあとも、朝廷シーンは大丈夫!
信西の暗躍ぶりも今回、なかなかでしたし、
とにかく、曲者の権化・日本一の大天狗、ゴッシーのキャラは最高ですね。
キレている切れ者・ゴッシー(^^;) 武士は犬と言い切り、
さぁ、好きな方にさっさと付くがよい。
それを聞いて清盛は、今、武士の存在の重要さを分かっているのはゴッシーだと、
悟ります。・・・って、いつから、そんなに暗黒面を培ったの?清盛クン。
しかし、それが頼盛を説得できるほどではなく、清盛の危ない独断が、
頼盛一派の動きとなり、それが、ひとつの悲劇を生み出すのですが・・・
そもそも、頼盛が上皇方につこうとしたのは、崇徳の息子・重仁親王の乳母を
母・宗子(池ノ禅尼)が勤めていた事情もあるのですが、今回は割愛されてます(不満)

清盛の脇の甘さと脳内補填が必要なドラマ描写等々、問題点はまだまだありますが、
ようやく、大河ドラマとして、盛り上がってまいりました♪


平氏と源氏。それぞれが一門の中で敵味方となって争う保元の乱、いよいよです!





凋落著しい悪左府サマ。
優秀すぎるが故、現実との差が逆に認識できていない。
心配していた例のシーンもカットされていないようですので、
悪左府サマのこれから迎える悲劇に注目(;_;)

それにしても、プレマップ(例年ですが)と、音楽担当の吉松先生のブログ、
ネタバレし過ぎだ・・・(^^;)

by salieri777 | 2012-05-25 14:55 | ドラマでほっこり