小説「姫は、三十一」、5巻目まで読了!
2014年 03月 14日
織江、スゲーーーー!(@0@)
さて、その「妻は、くノ一」の文字通り(笑)の姉妹編が、
「姫は、三十一」でございます。
「姫は、三十一」第5巻
作 風野真知雄
平戸藩先の藩主松浦静山の娘、静湖姫は、見合い相手の不慮の死が続き、
その見合い話もぱったり途絶えた三十一歳(爆)
開明的な御父上が、まだまだ健在とはいえ、居心地が悪い。
唯一、心ひかれた男性は、(以下、妻くのネタバレになるので、省略)
そのようなある正月。占ってもらたら、38万4000年に一度のモテ期が巡って来たという。
そんなこんなで、持ち前の行動力と英明さを武器に「謎解き屋」を始める。
やはり、モテ期?彼女の前に、様々に彼女に惚れた男たちが集まってくる・・・
「妻くの」同様に、江戸の街に起きた不思議事件を解決していきますが、
「妻くの」にあった、織江と彦馬の運命や如何にという物語の核が、
こちらには、ないわけで、そこが弱いです。
しかし、相変わらずの御前。
多士済々な、姫様の周りに現れる男どもの描写は、なかなか面白いです。
ただ、甘利にも集まり過ぎだな。。。と、思っていたら、
この5巻。根底を覆すような展開が(^^;)
行き遅れ同士(をい!)の、多歌子姫が、第5巻に、満を持しての登場です(今まで噂話のみ)
早く、この女性を出すべきでしたね。
彼女が、静湖姫に思いを寄せる男どもを斬って斬って斬りまくるところは爽快です(笑)
御前の怪しげな貿易計画はどうなるのか、
静湖姫に幸せは訪れるのか、雁二郎の再登場はあるのか(^^;)
続きが楽しみです。