春になったら、へめぐりたーい!
2014年 03月 22日
暑さ寒さも彼岸まで。へめぐりに適したシーズンもそこまで来ていることでしょう。
去る、2月に、このような企画展を見に参りました。
神奈川県立金沢文庫の「武州金沢みちしるべ」展です。
神奈川県は、ほぼ相模國なのですが、リュー弾のいる所は、武蔵國となります。
ここには、金沢北条氏の領地であり、今でも、金沢区として地名が残っております。
江戸時代、鎌倉・江の島・金沢八景を訪れることは、身近な行楽のひとつでした。
企画展の資料によると、ほぼ、2泊三日か、三泊四日の旅行だったようです。
もっとも、鎌倉・江の島と違い、金沢は、称名寺もその時代には跡しかなく、
往時をしのぶ場所でした。
それでも、鎌倉観光の折り、立ち寄るコースだったそうです。
展示資料には、その時代の観光マップ。浮世絵、宿屋の記録。地図等展示されておりました。
近江八景と並ぶ、金沢八景とは・・・
小泉夜雨(こずみ の やう) - 手子神社(小泉弁財天)
称名晩鐘(しょうみょう の ばんしょう) - 称名寺
乙艫帰帆(おっとも の きはん) - 海の公園より内陸の寺前地区の旧海岸線
洲崎晴嵐(すさき の せいらん) - 洲崎神社
瀬戸秋月(せと の しゅうげつ) - 瀬戸神社
平潟落雁(ひらがた の らくがん) - 平潟湾
野島夕照(のじま の せきしょう) - 野島夕照橋付近
内川暮雪(うちかわ の ぼせつ) - 内川入江(能見堂の解釈)
そのうち内川入江は、嘉永年間に始まった、干拓事業で、
景観が損なわれてしましました。
安政年間、幕末に
御母堂と敢行。その折り、能見堂の筆捨ての松に寄りますが、
何も見るものがなく、がっかりしたことを紀行に綴っているそうです(^^;)
「西遊草」
清河八郎 著
「西遊記」じゃないよ~