人気ブログランキング | 話題のタグを見る

武田軍の足軽大将リューザキ弾正、通称リュー弾♪またの名をカラボリーナ・ドルイスカヤ(爆)最近、草弾師匠という官位(笑)も授かりました☆ 諸国、諸時代、諸かるちゃーを 徒然なるままへめぐります


by リューザキ弾正
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

重奏大河ドラマ「風林火山」再鑑賞記 #22&#23

第22話「三国激突」 第23話「川越夜戦」
 
さらば!本間江州!(涙)
河東を巡って今川と北条が一触即発。兵を無駄に費やしたくない今川家軍師・雪斎。
同じく今、今川のために軍を出して信濃を手薄にしたくない武田家。
関東管領軍との戦いで疲弊し、今川と今、ここで改めて戦緒を開きたくない北条家。
その三者の利害を摺り寄せ、和睦の道を仲介する武田晴信。
和睦により、関東管領軍とのいくさに後顧の憂い無く向かえた北条軍。

本放当時では、北条氏康殿と山本勘助の再会に心躍らされました。
今川義元が頭脳明晰だけど、良家のおぼっちゃん的な気質を匂わすトコも好きですが、
漢(おとこ)っぷり・北条氏康の魅了どうよ!(感涙) 無論、武田家サイド視点ですが(^^;)
勘助が武田家への恨み骨髄の折りに出会った氏康。
恨みで目が曇っている勘助に「武田の本当の姿が見えた時、我が前に現れよ」
そう言った人物の前に勘助は武田家の軍師として、現れました。
今川家との和睦を仲介する武田家の使者の任のために。
氏康が、武田家で存分な働きをしている勘助の姿を見て嬉しそうに言った、
「そちを雇わなかったわしは、見る目があったのう」
 ↑この漢っぷり、どうよ!(しつこい?) 
053.gif
本放送の際は、「氏康様ァァァァ!」とTVの前で正座して号泣したもんです(←ウザイ?)


しかし、今回、再鑑賞して、当時も泣けた本間江州のエピソードが最も心打ちました。
関東管領上杉憲政(敢然と輝く残念なキャラ!)の間者として小田原に潜入しますが、
氏康殿と管領殿の器の違いに、氏康に忠義を近い、二重間者として管領の元に戻ります。
そして、北条軍の戦いのため尽くして、管領軍の敗北が明らかになった時点で、
上州の武人として、その命を全うする道を選び、戦火に散ります。
北条の間者と見破った真田幸隆も彼を陣に戻ることを黙認し、攻め入った北条軍の清水は、
相対し、そのような想いを察して本間を討ち果たします。
乱世の中に、おのが忠義を尽くせる相手を見い出せた本望と、父祖の地に殉じるその義。
このドラマは、こういった乱世に生きる人物を丁寧に描いたことで魅力が一層増したと思います。

ところで、この時代の上杉憲政=市川左團次は、ちと歳が行き過ぎておりますね。
本来は、御館の乱の時の上杉憲政が、この歳ぐらいの左團次さんにちょうど良いのですが・・・
今年の大河に左團次さん、再登場なら面白いな♪と思ったりしました。
ま、まさか、上杉憲政が、完スルーされるとは!(滝汗)


もうひとつ、北条に向かう前の板垣と勘助の会話も重要でした。
由布姫に近すぎる勘助を疑う板垣に対して、勘助はその心情を吐露します。
諸國を追われ、諸國を放浪した自分にとって、
由布姫や晴信そして死んだミツこそ、自分の国であること。
「人は国、国は人。勘助、おぬしはわしと同じ国の武人であるぞ」(by板垣殿)
時には不遜、時には傲慢。
家臣団の中でも孤立を厭わない勘助を真に信じてくれる者が出来ました♪
また、この回、イヤミダ小山田が勘助に対しライバル心露わに(^^;)
でも、それもまた勘助の実力を認めていればこそ、ですね。
小山田は他の家臣と違い、早くから勘助の技量を認めておりましたが。
後に勘助が板垣とここで交わした会話は、重要になってきます。
「人は石垣 人は城」 晴信がこの境地に至るまで、紆余曲折があります。

世界三大夜戦(リュー弾ランキング^^;)である、「川越夜戦」
真田幸隆の前で脆くも崩れる関東管領軍、悲願の真田の里への帰還のために
武田家に来ることを強く勧める勘助。
武田家に新たな人材が勘助によってもたらされるのですが・・・勘助、撃たれる! 

by salieri777 | 2009-09-26 15:41 | ドラマでほっこり