澁谷に(勝手に)毘の旗を立てよ!(爆)
2010年 02月 28日
大河ドラマに限らず、時代劇スキーですが、ちびっ子の頃から大河は特別でした。
大河ドラマには、様々なジンクスや不文律が噂されます。
たとえば、「壬申の乱」は、NGだとか(テンノー制に関わる事柄全般の中でコレは特に×)
上と同じ理由で、南北朝時代は、避けてるとか。
(「太平記」は、ですから大英断だったのですが・・・やはり段々と朝廷シークエンスが、
少なくなったそうです)
最近の大河の傾向は、戦国→幕末→戦国、と取り上げるみたいですね。
まぁ、一昨年は「メルヘン」、去年は「破綻系SF」で、このパターン外とも言えますが(棘)
さて、ジンクスと言えば・・・大河を放送すると御当地から、新たな史料が発見される、
と言うものがあります。御当地以外からも関連の品が、というパターンも!
でも、これは、 武田信玄関連の大河には当て嵌まらない・・・(爆)
そして、新たなるジンクス(笑)
上杉関連の年は武田家に関する重要史料が見つかる!(連爆)
・・・ということで(って、どういうこと?)、武田の御屋形様の御下知により、
リューザキ弾正が、 武田家の御為だけに大河ドラマを企画しました(笑)
上杉家には、出来る限りの配慮をしたつもりですが、
やはり武田軍が考えた、上杉大河・・・お腹立ちになるやもしれませぬ(汗)
その時は、「武田は、腹黒いっ!」と 心の中だけ で、怒りを御ぶつけ下さいませ(^^;)
20××年大河ドラマ「上杉版忠臣蔵」
大河ドラマでも、何度も取り上げられた「元禄赤穂浪士事件」いわゆる「忠臣蔵」
王道の「赤穂義士」(1964年) ← さすがに、生まれてませ~ん!(^^;;)
柳沢吉保の政治目線で描いた「元禄太平記」(1975年)←一番傑作!(リュー弾ランキングにおいて)
経済情勢から元禄時代を描いた「峠の群像」(1982年)←リュー弾的には、イマイチでした
政治批判として大石の行動を描いた(らしい)「元禄繚乱」(1999年)←これも、見てません(^^;)
大河ドラマ以外でも、様々に亜流が造られている、「忠臣蔵」というドラマ、
「四谷怪談」とかもそうですね♪(民谷家は赤穂の藩士で、横恋慕するお梅の家が吉良家)
歌舞伎でも、今年の正月の歌舞伎座で「松浦の太鼓」という「外伝」を取り上げてました。
で、満を持してお送りするのが、吉良家所縁の上杉家目線の赤穂事件。
「上杉版忠臣蔵」
元禄のあの有名な事件を発生前から すべて上杉家側から 描きます。
しかも、ホッシーナ(保科正之公)まで登場の豪華さ!(爆)
物語は、寛文四年から始まります。
謙信公以来の名家・上杉家当主上杉綱勝が、跡取りのないまま亡くなります。
上杉家断絶の危機!
綱勝の正室の実父・保科正之が、名家が断絶することを惜しみ、仲介の労を取り、
綱勝の妹(定勝の娘)富子が嫁いでいた吉良義央の長男三之助を末期養子とし、
上杉喜平次景倫とします。
ただし、ペナルティーとして、石高は、30万石から15万石へ。
ここ、保科正之の英断ぶりと政治劇をたっぷり描きます。
寛文八年、5歳の上杉喜平次景倫は、四代将軍・徳川家綱に初謁見。
上杉家中は、御家安泰の喜びに包まれます。
延宝八年、将軍家綱の御前で、上杉喜平次景倫は元服。
家綱公の名前から一字を貰い、「上杉綱憲」となります。
ここ上杉家中の喜びぶりを太平の世の大名家の生き残りの難しさも反映させて、
好意的に丁寧に描きたいです。
しかし、ここらへんで、上杉家の暗雲も描きます。
教育奨励、謙信公・景勝公の年譜製作など、文政派の側面を見せる綱憲。
しかし、学問所創設、寺社仏閣創建などが、財政圧迫となります。
(あほぼんではなく、一生懸命だけど選択がマズイ的に描きたいです)
綱憲の実父・吉良義央と上杉家にも微妙な空気が生まれていました。
高家肝煎り吉良家は名誉ある役職を務めていますが、
そのため、それ相応の対面を繕わなくてはなりませんでした。
(注:役目柄朝廷参内等もありますが、高家の給料自体は薄給です)
山のような請求書が石高を減らされ苦しい台所の上杉家に送り込まれるようになります。
実父を大切に扱う綱憲と上杉家第一の重臣たちのあいだがすれ違いだします。
ここは、綱憲を儒教の教えから親を大切に扱う孝行者、
そのことを分かっていながらも、上杉家のことを一番に考えて欲しい家臣との、
関係性を丁寧に描きたいです。
吉良義央も、いやなジジイ(^^;)ではなく、お役目に誇りを持っているだけで、
ただちょっと、空気が読めていない(上杉の窮状を慮れない)人物として描写したいです。
(ある意味、この親にしてこの子あり?)
そんなこんなで、アノ事件が!
勅旨饗応役の浅野内匠頭守が江戸城で刃傷沙汰。
世論は、即日切腹・御家断絶の浅野家に同情、吉良方は完全なアウェー状態。
綱憲の隠密、その行動を阻止すべく重臣たちが放った隠密、そして浅野家側、
加えて幕府方の隠密も含めたの影の攻防が始まります。
あのぉ・・・忍者合戦ぢゃなくて、権謀術策の頭脳戦として描きたいです(切望)
そして、いよいよ、皆さん。あの日を迎えます。(「その歴」か?)
元禄十五年十二月十四日、赤穂浪士の吉良邸討ち入り。
急を聞き、上杉藩邸も騒然となります。
そこへ、幕府から使者が訪れます。「上杉家、出兵差し止め!」
ぎりぎりの選択として、実父救出より、幕命に従い援軍を出さないことを綱憲は決断します。
涙にむせぶ上杉家重臣。藩主の心の苦しさを思い、家臣一同は頭を垂れます。
ここ、最大のクライマックスです!
吉良邸に討ち入る赤穂浪士と上杉藩邸の情景を交互に映し、象徴的に描写したしです。
江戸では、赤穂浪士の快挙に沸き、上杉藩邸には、江戸庶民の心無い落首の張り紙が・・・
綱憲の心底を思い、憤る家臣たち。
綱憲は、その家臣の心に感謝の念を抱きます。主君と家臣の強い結びつきをガッツリ描写したいです。
上杉家が財政を立て直すきっかけを作れるのは、曾孫の鷹山公まで待つことになります。
筒井道隆くんの笑顔で、「完」 ← をい!(^^;)
キャスティングは・・・
上杉家家老=野田秀樹
柳沢吉保=野田秀樹
大石内蔵助=野田秀樹 (^^;;;)
を、考えております。
え?・・・野田秀樹の名前が連打されているように見えますか?(゜∀゜;ノ)ノ
それは、単なるアナタ様の見間違いですよぉ~(`∇´ゞ
野田秀樹氏は、この大河に御出演されると、妄想大河「九州三国志」以来、
三度目の大河出演となります(笑)