かしょく の てん ♪
2010年 07月 30日
若奥様は、来月の若旦那の公演から、「成田屋の若奥様」として公的活動が始まります。
既に、前回の公演時に裏方への挨拶を始められたとのことです。
公演では、奥様は、初日・中日・前楽(千秋楽の前の日)・千秋楽は、マストで、
劇場で、お客様のお出迎え、お話をしたり・・・とお相手をします。
他に、大切な御贔屓が観劇に来られる時も、劇場でお迎えします。
これは、チケット手配するスタッフが、奥様に大贔屓様の観劇日をそのつど知らせます。
「そのつど」と、言うのは、大贔屓の方々、ひと公演のあいだに何度も来られます。
お見えになった時、スタッフに、「××日も観にきたいのだけれど」とその場でチケットを
頼むこともあります。観劇日が確定するたびに、その旨が奥様の伝えられます。
そして、その日や、上に述べたマストの日にお客様のお出迎えをします。
しかも、大贔屓や大切な方が、常に成田屋の事務方にチケットを頼むとは限らない。
別ルートでチケットを入手して、お見えになる時もあります。
奥様(若奥様)がいらっしゃった日に、そういった方が観劇にいらしていたら、
挨拶ナシという訳には、いきません。事務方は気づいたら、まずはその方の席番を確認。
そして、奥様に報告します。そして、客席にご挨拶に伺うといった、対処もあります。
劇場でのお客様対応は、着物が必須条件です。しかし、これが、難しい。
良い着物をババーーーン!とお召しになればいいってもんじゃない(^^;)
お迎えするお客様より、派手ではいけない。
かといって、地味すぎても夢を届ける仕事ですから、これもお客様を興ざめさせる。
「入らず出らず」と言って、華美に走らずかといって地味すぎない頃合いを求められます。
ここいらへんは、団十郎夫人がしっかり指導していくことになるでしょう。
団十郎夫人は、御自分の着物ブランドをお持ちなので、その着物をお召しになりつつ、
ゆくゆくは、若奥様ご自身でも選べるように習得していくことになるでしょう。
ちなみに・・・今の団十郎丈と奥様の披露宴は・・・
東京、名古屋、京都、大阪、福岡の五ヶ所で
5回にわたり、執り行われたそうです (゜∀゜;ノ)ノ
まずは、末永くお幸せに・・・(^^)