大河ドラマ「平清盛」 最終回「脳内補填せんとや生まれけむ」
2012年 12月 27日
低視聴率戦犯の首を供えよ!」
製作陣「お待ちどうさま~☆」ど~ん!!(爆)
・・・みたいな、ラストカットでしたけど(泣笑)
冗談はともかく、最終回の感想のみ書きます。
全体の感想は書くかもしれないし、これを総括にして終わりかもしれない・・・(笑)
最終回「遊びをせんとや生まれけむ」感想です。
「ナレ朝さん無双」と覚悟しておりましたが・・・
やはり、前回が最終回で、今週は、「清盛紀行」拡大版でした。
ざーーーーっと流れゆく平家没落。 あ゛ーーーー!!この一年の総決算ガーーー!(惜)
生霊となった清盛入道を上手いこと言ってなだめて元の肉体に戻す霊媒師・西行。
終盤になって大活躍(^^;)ですな。
西行をやっぱりナレーターにしておいた方が・・・終盤湧いた、民草の斯様な声を聞いて、
「頼朝にナレーションをというのは、最初から脚本家の考えでした」
ツイを保身に使うP (大仏では、墓穴を掘ったけど)
西行の言葉に自分の人生にある程度、納得して(志半ば&一族没落を悟りながら)、
最後に、「頼朝が首、我が墓前に供えよ!」と激を飛ばして、死にゆく清盛入道。
「巨木が倒れるように」は、良い表現だったと思いますが、
主役様、渾身の「仏倒し」で、フォ~ゴ~!と意味不明な効果音が。
(ネットでは、「パオ~ン」と表現されておりますが)
役者さんの熱演のクライマックス。音楽も最終回オンリーの「決意」新バージョンで
盛り上がって来たところを台無しにする音響さん&演出の仕事でした (-"-)
イタコ西行。まぁいいけどね。
(でも、どうせなら、崇徳院に対しての落とし前をきちんと、どこかでつけて欲しかったです)
変なチャンチャンコを着ている平家一門。
フツーに鈍色(にびいろ)の喪の装いでは駄目だったのか?
(誰が誰だか、ますます分からなくなる?
分かるようにしておくのが、ドラマというものだと思うのだけど)
このあとも、西行さん。ミラクル魔法瓶をかかえて鎌倉へ。銀の猫はいらないそうです。
エア義仲に都落ちさせられ、エア義経に敗れ去る平家。。。
ここで、義経&弁慶使わずにどうする!(ー_ー)!!
なんのため、わざわざ義経主従をを出したのか…(視聴率テコ入れのためです)
腰越状と主従の最期を無理やり加えても、物語の流れを破たんさせただけでした。
鬼若/弁慶は・・・ボリス計測器として、ボリス値の高い方へなびいた生涯ということでしょう。
頼盛さんの「その後」は、納得できる描写でしたが・・・、盛国が、ちょっと、もったいない!
終始、上川さんの使い方がもったいない一年でした。
(途中、舞台の仕事で抜けた時期があったそうだけど、そのまま盛国浮上せずとなっちゃった)
最後ぐらいは、佐殿に対面した盛国に、清盛に黙って追走した人生の想いの結晶を
何か思いっきり、ぶちまけてもらってから、沈黙・断食に入って欲しかった。
いや、これは好き好きでしょうけど。
あと、三十年ぶりの上洛を普段着で迎えた、佐殿(爆)
一張羅とか着ません?せめて、こういう時・・・(涙目)
人物監修さん、終始、的外れな働きでした。
ラストは、タイタニック終わりですけど(笑)、小松殿も笑顔で臨席ですけど(涙)
平家一門散華までの4年間、無頼の高平太の魂はどこをうろついていたんだ。
ふつう、先の方が迎えに来ない?(泣笑) まったくもう、甘えん坊さんなんだから!
でも、一年間見てきた視聴者を驚愕させたのは、ソコではなく・・・
ナレ朝さんは、あの世の方だった! という衝撃の真実!!!
「かくいう私も、この九年後に」えええっ (゜∀゜;ノ)ノ
「清盛の臨む交易は、室町時代に」 え?鎌倉時代軽くスルー? (゜∀゜;ノ)ノ
源頼朝ナレーション、無意味だったのでは?
それを言ったらあかん!>自分 ・・・でも言っちゃった(〃∇〃)
最後の平家一門のお出迎えシーンを見ても、「平家の世」≠「武士の世の先駆け」でした。
藤原摂関政治の復活を阻止し、院政を打ち破った、清盛の一生。
やはり、軍閥貴族の台頭のクライマックスが平清盛であって、
武士の世を作る!は、佐殿以降に任せた形の方がスッキリしたかも。
しかし、闇盛を描いたことだけでも、この大河は、「よくやった!」と言えると思います。
(逆に、青盛シーンは、やっぱり、イランかった)
最近の大河ドラマで定番の「無意味な主役age」が、まったく無かった訳ではありませんが、
ここ数年では、上出来大河だったと思います。
バサバサ、カットされた部分がちゃんと使われていれば、
「名作・力作になったかもしれない」と思えただけに、終始惜しかったです。
無論、脚本自体にも、納得しかねる描写・表現はありましたが、
それ以上に、省略された部分があれば・・・との思いを残しました。
まぁ、とりあえず、諸行無常です、皆様、一年間お疲れ様♪
この大河ドラマは、多数のbotを生み出しましたが、
彼らが打ち上げしております。 打ち上げ会場 コチラ
脳内補填しつつ楽しんだ一年でした(;_;)
ドラマの常識のツボを外す試みをしようとしたのは分かりますが、
ツボを外して、的も外しちゃった、と言ったところかな。 ← 総括?