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武田軍の足軽大将リューザキ弾正、通称リュー弾♪またの名をカラボリーナ・ドルイスカヤ(爆)最近、草弾師匠という官位(笑)も授かりました☆ 諸国、諸時代、諸かるちゃーを 徒然なるままへめぐります


by リューザキ弾正
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カテゴリ:乱読積読文庫( 36 )

f0182920_18394949.jpg 某大河ドラマのキャッチコピーをアレンジしてみました(〃∇〃)

吐露記事を書いたあと、
そのあと御所楽へめぐり記事はちょっと・・・(^^;)
と思い悩んで、
去年の鎌倉へめぐりの折り、買い求めた書籍の感想などをお送りします。
鎌倉へめぐり記は、後日改めてお送りします。 


昨年の秋、東慶寺を訪れた時、母・弾正が買い求めた書籍です。
彼女が読み終えたあと、贈呈されました(笑)

天秀尼は、豊臣秀頼の側室腹の娘で、奈阿姫とも結姫とも呼ばれておりました。
大阪城落城の折り、秀頼正室の千姫に預けられ共に救出され、
徳川家より、一命の変わりに、出家することを求められ、鎌倉東慶寺にて尼となります。

彼女は千姫養女扱いで、身分上は徳川家の一族ともなりました。
その天秀尼、ひいては鎌倉東慶寺の名前を全国に轟かす事件が起きます。
いわゆる、「会津騒動」です。

会津藩の殿様の加藤明成の藩政に異を唱えた堀主水が、出奔。
堀主水は、高野山に逃げ込んだものの、高野山に居続けることが出来ず、
会津加藤家に引き渡され処罰されました。
堀主水の妻子は、東慶寺に逃げ込み、無論こちらにも追手が。
会津20万石の大藩相手に、天秀尼は一歩も引かず、徳川幕府を動かし、
堀主水の妻をかばい切りました。
(これが原因となり、加藤家はお家改易に近い処分を受ける憂き目に)

これを機に、東慶寺の格式は益々高まります。

さて、ここからが本題。 えええっ (゜∀゜;ノ)ノ これまで序章だったの?

ここまでは、戦国・江戸初期スキーには割と知られた話です。
しかし、今回、永井路子御大の書かれたものを読むと、その先も載っておりました。
助かった「堀主水の妻」…彼女のその後は?
昭和の初め、東慶寺に会津から訪問された方がおりました。
当時の貫主(明治以降東慶寺は尼寺ではなくなりました)は、話を聞いてビックリ。
訪問者は、堀主水妻女の御子孫だったのです。

天秀尼の元で、堀主水妻女は夫の菩提を弔う日々を静かに過ごし、
三年後、天秀尼から持仏として阿弥陀像を貰い、故郷会津の実家に戻りました。
そこで彼女は、尼として、天秀尼から頂いた仏像を日夜拝み、余生を過ごしたそうです。
東慶寺関係者は、会津の堀主水妻女の墓にお参りし改めて縁を感じたそうです。
(注:会津騒動について、「堀主水妻女を助けた」という記録はあるのですが、
その後どうなったのか、東慶寺側にはまったく記録がなかったそうです)

会津の御子孫宅に残されていた天秀尼由来の持仏はその後、東慶寺に寄贈されました。
堀主水妻女に対して、天秀尼が心を込めて接していたことが窺われます。

東慶寺には宝物庫があります。
世が世ならば、天下人の姫様としての栄華の人生を過ごしていたかもしれないのに、
7歳で尼となり、37歳で没するまで東慶寺住持として過ごした天秀尼の人生。
受け身で、流され、抗うことのできない中で生きてきた人とのイメージがありました。

しかし、堀主水妻女への積極的な救済行動。
宝物庫に収められている、父・秀頼を弔うための事物。
そして、「伝・天秀尼宛」ながら、沢庵禅師の書状。
そこには、沢庵から、「私について禅の修行をしたいとのことですが、お断りします」
天秀尼の申し出かどうか判りませんが、断られております(^^;)
誰にせよ、東慶寺の尼の誰かが、積極的に禅を学ぼうとする姿勢が見えます。

流されているばかりではなく、流れ着いた先で、しっかりと自分の人生を生きて来た
天秀尼の生き様が垣間見えました。

戦国時代から江戸時代への過度期。
いやはや、見事に咲いた人生ではありませんか。056.gif
by salieri777 | 2013-01-10 19:47 | 乱読積読文庫
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武田軍関連の小説として、
いつもお世話になっている「己鏡」のびびんばサンに
お借りしていた本が漸く読み終わりました。
というか、とっくに読み終わっていたのですが、
記事が遅くなりました。
「漸く」と書きましたが、活字が大きくて、
実際はすぐ読めました(^。^;)
 

 「霧の城」
岩井三四二 作
社実業之日本社 刊



戦国時代、甲斐の武田家の重臣・秋山伯耆守は、美濃国岩村城攻めを、任せられていた。
信玄公の西上作戦に呼応してである。
その岩村城を攻める攻略として選んだのが、城主急死のあと城を守っていた、
城主夫人・織田信秀の妹(つまり、信長の叔母さん)おつやの方と結婚してしまえ!
であった(爆)

戦略であり、血を多く流さずに済む良策であったのですが、
城主夫人。政略の道具としてこの地に嫁いできましたが、
この「道具」には、心があります。
いろいろあった末に・・・秋山に惚れちゃいます(爆)
いや、その前に、軽く謀略のはずが・・・秋山の方が、おつやの方に一目ぼれ(連爆)

こうして、二人は、両想い。めでたしめでたしとならないのが戦国。
刻々と変わる情勢に、穏やかに暮らし始めた二人の運命にも影を差します。
時代は、関東三国志の時代から、信長の時代へ。
甲斐の巨星・信玄公が堕ちた時、二人の運命も流転します。

長篠の戦いで武田軍は織田軍に大敗。
岩村城は、織田信忠軍に囲まれます。
長い陣を敷かれ、長期の籠城に追い込まれた岩村城内では、
もともとの美濃勢と秋山伯耆守の家臣の甲斐勢の不協和音が。

勝頼公さえ、軍勢を立て直し、美濃に来て下さったら・・・
追い詰められる、秋山伯耆守とおつやの方。
守るものが出来た時、人は強くもなり、弱くもなります。
終わりを予感しながら、自分の美貌の衰えを気にする、おつやの方。
彼女を救わんと心を砕く秋山伯耆守。

戦国失楽園。なれど、あれほど待ち焦がれた、武田軍伊那に到着の知らせを聞いて、
秋山伯耆守は、ようやく信長の作戦を悟ります。
おのが幸せより、甲斐武田家を守ることを選んだ秋山伯耆守は、
岩村城に武田軍が救援に来ないように使者を送ります。

岩村城は無情にも落ち、昔の良き時代なら守られた約定も新時代には通用せず、
滅びさることとなります。
戦国のあだ花、岩村城の「女城主」と呼ばれた、女性。
信秀の妹として生まれ、織田家の当主となった甥・信長に翻弄されながらも、
おのが思うままに生き、散った人生。

武田軍派としては、秋山伯耆守が、愛に溺れながらも、最終的に信長の作戦を見破り、
武田家を守ることの方を優先させた最後の選択に、ほっとするのでございます(;_;)

まぁ、その後、秋山伯耆守の願いも虚しく、武田家は滅びますが・・・(紅涙)
この時代を取り扱った作品で、珍しく勝頼公を甘利ひどく扱わない感じだったのが、
ちょっと、心の救いでした。(使用感には個人差がございます)


びびんばサン、毎度毎度、素敵な御本をお貸し下さり有難うこざいます♪040.gif
by salieri777 | 2012-07-27 10:59 | 乱読積読文庫
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6月27日(史実の清州会議の日)発売。
当日購入。翌日早暁に読破。
…その後の記事アップ作業停滞(笑)


ネタバレ・・・ほぼなし!(当社比 ^^;)


「清須会議」 
作・三谷幸喜
 幻冬舎 刊


えーっと、これは、歴史的事実に基づいて、三谷さんが各キャラクターを造型し、
「清須会議」の顛末を描いたエンターテイメント作品です。
後世、「本能寺の変」と呼ばれる、6月2日、織田信長が、「これって、乱?いや変かな?」
と悩みつつ、散るところから始まります。

そして、その後の織田家後継者を決める清須城での会議が開かれる前から、
会議終了後、各武将がそれぞれの領地に向けて出立する・・・までは描かれていないな。
会議終了後、少々の騒ぎの後、当事者が別れを告げるまでです。
これが、全編。述懐(モノローグ)と寧(ねい=ねね)の日記とで綴られます。

松姫=織田信忠正室・三法師の生母説に、まず1000ビックリ065.gif
武田軍にとって、アウト・飯富・眼中な説だし、ここ数十年、聞かなかったような(私だけ?)
説ですので、登場人物欄に、 松姫、とあった時は、この時点(本能寺の変のあと)で、
出てくる松姫って、誰?と30秒ほど、不覚にも悩みました。
更に、不覚にも、松嶋奈々子さんの顔が脳裏をよぎりました(笑)
前田の正室さんには、「姫」はつかんだろ!>自分ツッコミ

名人久太郎、前田玄以、織田信包とか、渋い人もちゃんとキャラ立てされているので、
全編通して、エンターテーメント作品として楽しく読めます。ツッコミどころも満載ですが。
そして、これは、映画のたたき台なのだろな・・・と思いつつ、
誰がどの役か、想像しながら読むのも一興。

最初、柴田権六勝家は、西田敏行さんだろうと思いましたが、
ショーン・コネリーを想像しながら描いた(ショーン・コネリーに謝れミタニン。。爆笑)
だそうで、これは、役所広司さんだろうな。
でも、「いつも同じ人とばかりやっていると思われるのはシャクなので、半分は
初めての方」と言っているし、分かりませんけど。
来年、映画公開。今年11月ぐらいから、撮影となっているので、
「八重」の撮影がある西田さんは・・・通りすがりの更科六兵衛あたりでしょう。

作品自体、去年のアレと今年の大河ドラマ、もちろん歴代大河を意識しているので、
(某三姉妹。三番目は名をなんといったっけ?とか ^^;)
織田信包は、小林隆さんでは?とこれはガチだと思います。
・・・が、織田信包も、それなりに重要なので、やはり分かりません。
小日向文世さんも出演されると思いますが、「ボリス」的なキャラ満載なので、
どの役か、分かりません(泣笑) どの役でもオッケー的な(^^;)

作者いわく、コメディーではなく、一生懸命なところが傍からみると喜劇になっている、
だそうで、その世界観を楽しめるかどうか、その人次第だと思います。035.gif
述懐=現代語訳 となっているところを「ふざけるな!」とならないタイプの方に、
オススメします(笑)070.gif

by salieri777 | 2012-07-01 08:28 | 乱読積読文庫
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藤沢周平著の小説「密謀」の感想です。
前回のとは、違い、本物です(笑)


「密謀」(上・下巻)
 藤沢周平 著
 新潮文庫
 


戦国時代の雄・上杉謙信亡き後、景勝時代の上杉家の去就を
執政・直江兼続と彼が使う「草の者」の動きとともに描く、
歴史小説です。
信長・秀吉・家康と、天下人が変わっていく過程で、
上杉主従は、どのように思い、考え、行動していったのか?

数年前、なんとかじん、という痛いドラマがありまして・・・
もともと、興味のある小説だったのですが、
痛さの甘利、しばらく、遠ざけておりました。
しかし、苦々しい記憶も薄れ、出羽、いや、では、読んでみようかという気持ちとなり、
いつもお世話になっている、「己鏡」のびびんばサンにお頼みして、上下巻を借りました。

当初、歴史の表舞台&忍者もの・・・と知った時、ちょっと危惧したのですが。
(古傷が。。。。笑)
しかし、憂えた展開にはならず、全編、面白く読まさせていただきました。

上杉謙信という存在の大きさ。
謙信の名前を貶めず、時局を読みながら行動する難しさ。
上杉家としてどうあるべきか。
その行動は、謙信公の名前をそして理念を傷つけはしないか?
変わりゆく時勢。もはや、世の中を決めるのは、「戦(いくさ)」ではなく、
「政(まつりごと)」の時代へと転換する中で、上杉家の取るべき道は・・・

信長への対応に苦慮し、秀吉の政治に辟易としつつ矜持を保ち、
家康に対して、とった行動、とらなかった行動。
世の趨勢がめまぐるしく移りゆく中での、サバイバルを、
表舞台では、上杉主従と石田三成が、裏では、草の者が、それぞれの
生き様を通して活写していく作品でした。

景勝・兼続という主従の、近しい思考を持ちながらも、やはり差異が生じた部分。
「天下を取る」とは、どういうことか。
確かに、小説で描かれているように、真の天下人とは、戦の勝利者・覇者ではなく、
天下諸大名に対して、政を行う者。
それは、ある意味、硬軟取り混ぜた姿勢で、大名たちを仕切っていく技量が必要で、、
清濁あわせ飲んで、腹芸・二枚舌も求められるでしょう。
景勝が言うように、それは、上杉家の家風には合わない。
それを指摘され、納得する兼続。
会津征伐から反転する家康軍を後ろから討つこと、あるいは、空白の江戸に攻め入ること。
上杉軍が、それをしていたら・・・確かに歴史は変わっていたかもしれないですが、
やはり、そのあとのビジョンは浮かびにくい。いわゆる上杉幕府。
統治能力がないといっているのではなく、理念の置きどころが違うと申しておきましょうか。

当初、心配していた「草の者」セクションも出しゃばり過ぎず、引っ込み過ぎず、
良い配分だったと思いますが、読後しばらく経ってみると、
もうちょっと、上杉主従のセクションをがっつり描写してほしかったかな、という
思いが出てまいりました。

「草の者」が、米沢の地に根を下ろして終わるエンディング・シークエンスは、
爽やかな読後感を与えてくれたことも明記しておきます。



びびんばサン、良い小説をお貸しくださりありがとうございます!
もう一冊の方も、読み終えましたら、御返し仕る、です > 私信

by salieri777 | 2012-06-08 17:31 | 乱読積読文庫
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購入時の挫折ポイントも無事通過し、読破しました(笑)

「与謝野晶子の 新訳 源氏物語」
角川書店 刊
 


しかし、大河ドラマ「平清盛」の物語に盛り込まれているとのことでの
読破・再挑戦だったのですが・・・
  その時の記事 コチラ

ということで、感想が書けない(爆)

感想を述べる=この先のドラマの描写のネタバレになる、と気づきました(;ω;)
早く、気づけ>自分!(^^;)

いや、ブログネタのためだけの読書ではないですけど(^^;;)
はあああああ!、尻切れトンボみたいな、記事、スミマセン!040.gif

by salieri777 | 2012-02-01 07:22 | 乱読積読文庫
f0182920_10214912.jpg 「武田信繁~信玄が最も信頼した名補佐役」
小川由秋 著
PHP文庫 刊
 

ただいま、平安、戦国、幕末本を抱え読書三昧の真っただ中♪
最初に、読破した書籍が、 「己鏡」 の、びびんばさんにお借りした、この本にございます。

武田信玄公の賢弟・武田信繁さまについて書かれた小説です。
ですが・・・主役を張るには、甘利にも存在感がない(爆)
いや、書き様はあったと思うのですが(武田軍贔屓発言)
信繁様自体に、甘利にも主体性が無さすぎ(汗)

実父・信虎追放にしても、兄・晴信を積極的に支持というより、
まぁ、ここまで事が運んじゃ、しょうがないか・・・的、描写。
代わって甲斐国守護となった兄のやり様に対しても、ほぼ傍観者(爆)

彼(信繁サマ)の脇を、ビュンビュン歴史が通り過ぎて行っているという感じです。
途中出演(笑)の真田幸隆の方が、よっぽどイキイキ描写されております(^^:)
山本勘助に関しては、新田次郎「武田信玄」に準じた扱いとなっております。
というか、山本勘助に関する資料を「市河家文書」だけ、とあとがきで書かれておりますが、
小説が出版された2年前には、「真下家文書」が見つかっており、
原稿を手掛けた時期がその前だったとして、中身に反映できなかったにしろ、
「調べが甘い」と言われても仕方ない部分もあります。

ところで、武田軍の甘い見果てぬ夢として、
「もし、川中島で、信繁様が討死されていなかったら、『義信事件』は防げたかも」
という、陶酔の(笑)白昼夢があります。

信玄公の同母弟でありながら、決してそのことにとらわれず、あくまで家臣の一人として
兄に仕えた信繁様の姿に、身を律した家臣衆がいたことは事実です。
ですので、嫡男・義信一派が孤立する前、何らか手を打って、
悲劇は防げたのではないか?という甘い夢があるのですが、

この小説は、それも打ち砕いております。
「あー、溝が出来てんなぁ~」 ← こんな感じで、やはり、傍観者のままです(^^;)

ですが、兄・晴信(信玄公)にとっては、数少ない、ほっこり出来る存在だったのだろうなぁ
と、しみじみ感慨に耽ることは出来ます (〃∇〃)


びびんばサン、ありがとうございました040.gif040.gif040.gif
次、いよいよアレ行きます(笑)

by salieri777 | 2012-01-13 19:12 | 乱読積読文庫
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「与謝野晶子の 新訳 源氏物語」(角川書店)

うわぁーーなんて、どアナログな、書籍紹介記事なんだぁ(笑)

来年の大河ドラマ「平清盛」では、ネタバレスレで、源氏物語がかなりストーリーに盛り込まれていると話されておりました。

一般情報でも、清盛の継室・時子(深田恭子)は源氏物語オタク設定とされております。

比喩・隠喩・暗示・伏線を怒涛の様に入れ込んでくる、藤本有紀さんの脚本なら、ただ深キョンが「源氏物語」を抱えてウットリ、で終了のはずはない(断言)

朝ドラ「ちりとてちん」の時は、番組携帯サイトの掲示板で、落語オタクの方が、
このエピソードは、「△△」という落語からとられたもの。
あのセリフは「○△」という落語に出てくる、と解説して下さっておりました。
(来年3月で、NHKストリート自体が閉鎖してしまうそうです)

ドラマをガッツリ堪能するために、今回は、自力で何とかせねば(笑)

という訳で、久々に、重たい本を引っ張り出して読んでます。

改めて、読むと、改めて「源氏物語」は、肌に合わないと実感(笑)
血湧き肉踊る方が、好きなんですーー(^_^;)

読んでいて、煮詰まると(笑)、戦国小説に逃避して、精神の安定をはかっております(爆)

そういえば、その精神安定剤の戦国小説も写メで撮っておかないと!

お借りしている本なので感想記事アップの時、画像がないと、ちと寂しい(^_^;)

それまで、PCが何とかなっていれば無問題なのですが。

現在、「須磨」のところを読んでおります。
1月8日(日)の放送開始まで間に合うのでしょうか(泣笑)
by salieri777 | 2011-12-24 12:06 | 乱読積読文庫
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買いました!大河ドラマ「平清盛」ノヴェライズ本 (///∇//)

読んでません!大河ドラマ「平清盛」ノヴェライズ本 (゜∀゜;ノ)ノ

第一巻に収められた、第11章が、放送を終える頃には、ドラマとして、当たりハズレが、はっきりしているでしょうね。

願わくば、最終回が終わった後、余韻を感じながら、全四巻を読み出すことになって欲しいです♪
by salieri777 | 2011-11-27 13:28 | 乱読積読文庫
f0182920_7102671.jpg← スミマセン!この本を読んだ訳ではないんんです!
← この上巻だけを読んだという訳でもなく、
← この小説が新聞に連載していたものを読んだんです。
← 一応、参考のため単行本化した物をご紹介しております。
← え?こんな説明、要らない?(笑)

「三人の二代目」
堺屋太一 著
講談社



「三人の二代目」感想です♪
書籍化されたものではなく、秋田さきがけ新聞に連載されたものを、
「己鏡」のびびんば様が、まとまった量になるたび、コピーして送って下さいました。
それを、この度、やっと読了♪

この小説は、戦国時代終盤の三人の二代目大名、上杉景勝・毛利輝元・宇喜多秀家の
動向を描いたものです。
・・・って、一人、三代目がいるじゃん!といきなりツッコミが出来ます(^^;;)
毛利輝元は、毛利元就の三代目。元就存命中に亡くなったものの、
ちゃんと正式に家督を譲られた、輝元の父・隆元がおりますよ~!
毛利家では、きちんと代数にカウントされているし、
どう四次元屈折解釈をしても、毛利輝元は三代目です(^^;;;))

まぁ、それは置いておくとして、この小説は、家臣領民から慕われた、
もしくは、尊敬、大きな存在感を示した、偉大な先代の影に苦労した
三人の話・・・のはずなのですが。
戦国終盤は、専門外ですし、特に西国は未踏破領域なのですから、
大概なことは言えませんが・・・
はっきり言って、「三人の二代目」というより、「二人の生母」という小説でした。
宇喜多秀家の母・お福さま。上杉景勝の母・仙桃院さま。
この二人の存在感は凄い。ある意味、こちらが主役(笑)

宇喜多のお福さまが、我が子・八郎のために奔走・謀略を巡らすのに比べて、
上杉謙信の実姉である仙桃院さまは、我が子可愛さの情ではなく、上杉家として、
恥ずかしくないかという行動原理で、景勝の言動を見守ります(見守り以上ですけど)

一方、そのころ、毛利家では、「渡る世間は叔父ばかり」(爆)
父(本来の二代目・隆元)の急逝により、10歳で家督を継いだものだから、
ジッチャン(元就)も、「何かある時二人の叔父に相談せよ」と遺言を残してくれました。
幼少の頃は、ワントップを名目上立てて、実質トップ下の小早川隆景&吉川元春が、
宗家を立てつつ切り盛りする、というシステムは機能したのでしょうけど、
(そうですか?西国大名スキーの皆様?)
成人した輝元にとっては、良き相談相手であると同時に、彼の決定を覆す、
目の上のたんこぶ状態。

その三人、つまり関ヶ原で西軍に組みして負けた側となる三人を同時期に、
彼らは何に奔走していたのか、多角的に描いております。

堺屋さんの小説ですので、経済論から見た秀吉の唐入り開始の行動要因は面白いと思いました。
ただ、当初の契約期間終了のためか、関ヶ原の合戦終結後は、
かなりあっけなく物語りは、終了してしまいます。
宇喜多家は、ほとんど「お福さま物語」だったので、せめて、敗走後、島津家に逃亡。
身柄引き渡し → 八丈島に配流という秀家の波乱万丈さを
ちゃんと描いてあげて欲しかったです


この辺、書籍化された時に、書き加えられたでしょうか?
とりあえず、楽しく読まさせていただきました。

びびんばサン、有難うございました♪035.gif
by salieri777 | 2011-07-03 14:15 | 乱読積読文庫
f0182920_10461993.jpg 読み終えたのは、震災直後でした。
水難シーンがあるので感想記事アップが憚られましたが、
そろそろ記憶が薄れゆきそうなので、
記事にいたしました。
同じ理由で公開延期した、映画「のぼうの城」と同じ題材を取り扱った小説です。


 「水の城~いまだ落城せず」
 風野真知雄
 祥伝社文庫
(すみません!リンク貼れなかった)


とても、滋味のある佳作ですね。
出てくる登場人物すべてに血肉が通っていて、
忍城に籠るか、逃げるか、惑う民百姓にも生活感があって。
主人公で成田長親の、大物ではないのですが、己の分をわきまえた所が、
この城の攻防戦の柱となっているのですが、それも面白いです。
自分の技量で賄えないところを、その分野に長けた者を配置する。
英雄でもなんでもない自分を過大評価せず、地に足をつけた行動をする。
それが、この戦いの「勝因」となったのでしょうね。


逆に、石田三成は、武功を焦るというか、武断派に己を見せつけたいばかりに、
本来なら「やれば出来る子」のはずなのに、分不相応な作戦を選択し、
自分に無いものを見せようと失敗の連続が、ちょっと不憫です。
秀才と天才は違い、才覚の向き不向きがあるのだなぁ~と読者と、
この小説内の秀吉(^^;)は思ってしまうのですよね。

また、城主正室のお菊様のキャラも最高です。
慎ましやかで、義理の娘のヒロインの甲斐姫とは真逆なのですが、
すべてを達観していて、静かに状況分析も出来、的確な指示も
でしゃばらない程度に見せておいて、しっかりきちんと下せる賢夫人です。
小田原に出陣した城主・成田氏長と夫婦仲は良いのだけれど、
氏長は、未だに甲斐姫生母の前妻を心の中で思っております。
たぶん、というか絶対お菊様は、それを察しながら、己の運命の中で
己の果たすべき役割をきちんとこなしている、まさに戦国の女性ですね。

白雪姫と七人の小人たち 甲斐姫と幾人かの老将たち(笑)
この小説の甲斐姫、曲者ですね(^^;)
したたかに行動して、自分が自由に振舞える環境を作り、
雄々しく戦場に出て行って、戦国絵巻を飾らんとする華となれば、
また、真田幸村に一発で恋して城に戻ってきたり(爆笑)
長親も、姫が恋したのが、自分ではないことをガックシしたり(苦笑)
良い、アクセントになっております。

さて、忍城攻防戦は、痛快なまでに三成軍を翻弄するのですが、
徐々に、一人倒れまた一人減り・・・と夕暮れ時を迎えます。
結局、大谷軍・浅野軍・徳川軍・真田軍が加わっても、最後まで持ちこたえるのですが、
小田原北条氏は、ご存知の通り、豊臣秀吉軍に降参してしまいます。
忍城は、勝負に勝って試合に負けたということでしょうか。
開城投降後、それぞれに様々な運命を待ち構えています。
(特に、甲斐姫には)

忍城攻防戦は、蓮の花が咲く僅かな時間のように美しくしたたな一瞬の夢のようでした。
三成にとっては、悪夢だったでしょうけど(^^;)
導入部分から、「もののあはれ」を感じるエンディングまで、魅力的な小説でした。

by salieri777 | 2011-05-31 15:19 | 乱読積読文庫